音楽に関する話をしよう

自由に書いてます、音楽が好きです。

予定は未定?それもいい。それでいい。

今年初めてに近い、雪が少し降り積もった札幌。Ivyが来る時、毎回天気がよくない気がする。実は誰か、雨男だったりして?今日の路面はツルツルで、普通には歩けない。メンバー含めて転ばずに歩けているか、自分もまともに歩けないくせに心配になる。そんな中、1年ぶりにIvyのライブに行く。色んな感情を抱えて。

 

 

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メンバーが脱退後の「RE:BIRTH」を聞くのには勇気が必要だった。「ハイパーイメージ」「sissy」など先行配信されていた曲に馴染めずにいた自分を知っていたから。Ivyの明というより暗、暗は単なる暗さじゃなくて気高さを芯に感じるような色があって、自分が負の感情に襲われた時の逃げ道のようなバンドという認識だった。そんな私に、明るさは正直要らなかった。

 


気持ちがぐちゃぐちゃのまま着いたライブハウス。散々キツイ評価をしてるくせに心はやっぱりドキドキする。あの頃の友達と久しぶりだねなんて声を掛け合う。北海道でのライブはこういうホーム感が好きで行っているのもある。

 

 

 

 


【ここから曲名が出てくるので気をつけてください】

 

 

 

 


SEはsometimesだと勝手に思っていたばかりに、今回のアルバムの「All Things Must Pass」でツアー感が。福ちゃんの音だなあって思う。思えるのが幸せだった。「B.O.Y.」ほんとごめんなさいなんですけど今回のアルバム全然聞いてなかったもんで………音でかいけど改めて聞くと福ちゃんの言葉で綴られてる曲だと実感する。忘れてたことを思い出す。「無くしたものの数なんか数えるのはやめだ 今ここで愛を叫ぼう」という歌詞、未来を感じる。助けるとかではなく、後ろは振り返らないで自分ができることをするという温かい優しさも。

 

 

 

そして2曲目に、1曲目を追うように始まる「追いかけて」。さっきより進もうとするのがわかる。明るい方へ、音も、気持ちも。ライブハウスを4人の音で包んで、運んでくれるような感覚。ガソリンを注がれて今日を楽しむ準備をさせてくれるような曲だった。「予定は未定?それもいい」を楽しそうに歌う寺口さん。今日はどんなライブになるかは、これからだねと伝わるような笑顔が印象的だった。お互い最高な時間作ろうねって勝手に約束する。

 


そして聞き覚えのあるイントロ、「trot」。リョウタロウさんのコーラスに合わせてAhで拳をあげる。ああ、懐かしいなって。Ivyとフロアが繋がった瞬間だったなと思った。笑えたらいいんだよ、お互いに。3人が好きな音楽をやって笑って、その姿に笑うフロア。これだけでよかったんだと思った。

 


「新しいことを」と「WONDER LAND」の撮影許可が降りる。だいすきな寺口さんを自分のスマホで収めるのは2年ぶり。自分が見た景色って脳に録画しておきたいけど、人間なもので無理がある。そこで撮影は大変ありがたかった。撮ると見るで忙しかったけど新鮮だった。

 

そこで私がひらめいたのは「推しと推しのコラボ」。推し1がおぱんちゅうさぎ。推し2が寺口宣明だ。寺口さん2番でごめんね。(何かの間違いで読んでいて、もしイラッとしたら今すぐブログ閉じてください(>_<))

 


インスタのエフェクトで、前から2列目で近かったのでおぱんちゅエフェクトで撮ってみた。可愛いに決まってる。可愛かった。思ってたことを口に出してしまうのは小さい頃の悪い癖で、声もデカい私は「かわいい〜〜」と無意識に連呼していた。それが届いてしまって、「…かわいい?………いぬ?」と犬みたいな顔で言う寺口さん。リョウタロウさんも笑ってた。「可愛いバンドです。よろしくお願いします…最後までよろしく!」と始まった。

 

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始まってしまえば、もう彼らの音だった。切り替えがすごい。さっきまでふざけてた人…ですよね?とは思えない声が色っぽくて。酔った。

 


そしてアルバム収録順に「痕」。リョウタロウさんのベース痺れる。リョウタロウさん作曲だからか、生き生きとしている姿も圧倒される。サビに向かって音の大きさも高さも熱量を増す曲調に、ドキドキした。

 


息をする暇もなく大好きなイントロが流れる。「Utopia」だった。信じられなかった。キーボードあったからちょっと期待したけれど、最近やっているイメージもなかったので衝撃がすごかった。両隣の友達と思わず息を呑んだよね。目取れるくらい開いたよ。新旧織り交ぜたセトリってこういうことね……って納得した。

 


そして寺口さんが好きだと公言してた「花火が鳴って」。雪が降る寒い札幌に、綺麗な花火を打ち上げてくれて、夏を運んでくれて。リョウタロウさんのコーラスも優しい。色んな顔を見せてくれるんだね。オレンジ照明から始まって、青、緑。暖かい色と音で優しい時間だった。

 


そして「sissy」、ライブだと楽しい曲なんだって気づいた。歌詞見て聞くと、ライブではジャンプしたり拳あげたりフロアが自由に踊って飛んでるイメージの曲だったけど、改めて歌詞を読むと、結構切ない感じって今知りました。(今かよ)

 

寺口さんちょっと喉辛そうで心配だった。

 

 

 

そのあとは「春の中へと」。Ivy、春も連れてきてくれた。私贅沢だなって思って聞いてた。今年の終わりが近かった今日だからこそ、今年のIvyを持ってきましたという集大成のような。この曲のドラム、福ちゃん忙しくてだいすき。忙しいまま始まった「ハイパーイメージ」。この辺からジャンプしすぎて膝が辛すぎた。リョウタロウさんのベースのリズムが心地良すぎた。飛ぶしかなかった。

 


そしてまた旧譜から「青写真」。もうあげてた手、吹っ飛ばしたいくらい嬉しかった。サビの拳あげるの超気持ちよかった。そのあとも「アイドル」。止まってた時間が完全に動いた瞬間だった。懐かしいでまとめたくなかった、それくらい鮮度の高い音だった。思わず曲終わり「最高………………」と呟いてしまうほどだった。

 

 

 

 


その後のオートクチュール、やっぱり2番から楽器隊が騒がしくなるとこ、どうしようもないくらい好き。ラストで飛んでるメンバーに合わせてジャンプして、楽しかったけど体が痛いの、Ivyで痛くなることなんて今までなかったのに。「貴方のその笑顔が今日も綺麗だな」に関してはそっくりそのまま返します。

 

 


「革命」は大島さんがイントロで失敗するのがお決まりで(そろそろ失礼なのどうにかして)、あまり話さない大島さんに全体がフォーカスして、見守る感じ、めっちゃ好きだったのに。とかキモいオタクの懐古癖みたいなのが彷彿しましたが、みんなで歌ってたら、気づいたら笑顔になっていて。苦しかった記憶の縛りも、解けてフロアの声に溶けていった。お客さんを見ながら聞くメンバーの和やかな表情が良かった。

 

そしてめちゃくちゃ力強いバスドラに心臓が苦しめられた「BIRTHDAY」。ちょっと響きすぎて泣きかけた。Ivyの音だ………って思ったのもあって。福ちゃんのあの細さから考えられない、でっっかい音なのよ。壮大さ、空気が大きく波を打って震えるイメージ。音でいっぱいだったライブハウス。1秒1秒、時間を噛み締めた。

 

本編は終了。思ったことはやっぱり好きだと言うこと。好きな気持ち、あの頃から何にも変わってなかった。

 

アンコール待っていたら、出てきてくれた4人。グッズを紹介してから「可憐な花」。またまた友達と、ヒィイってなった。大好きな曲。ギターがキラキラで、自分が自律するため、正してくれると思っている曲。救われた。そしてオーバーラン。青空の下でドライブしているような曲。しっかり乗車しました。みんな楽しそうでずーっとニヤニヤしちゃった。

 

アンコール編が終わり、まだ熱も冷めなくて。拍手と共に「ワンモー!」叫んだらまさかの出てきてくれた。「I MY ME MINE」かなあって思ってたらまさかのオートクチュールのおかわり事件発生(笑)

 

事件過ぎ、アルバムの曲やってよ!(笑)

 

まって、ワンマン来いってことですか??

 

 

………考えます。

 

 

 

まあとにかく、北海道が異国とか、白樺が当たり前のような顔して生えていたりって超いじるけど、本当は北海道だいすきなことちゃんとわかっているからね。

 

そのままでね。また来年。

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