忘れないように守りたい
GET BACK OUR PLACEに行ってきた。
正直道民だけれどこの日は寒すぎ。北海道から来てるのに大分でまさか雪を見るとは思わなかった。勘弁して。この遠征大丈夫?飛行機帰り飛ぶかな?と不安が止まらない中、今年もライブハウスへ足を運んでいる。
コロナが流行り出して、異例のウイルスに誰もが不安を感じていた時。確かこのTシャツを買った時、わたしはまだ学生で、いつか大分行きたいなとぼやっと考えていた。
3年経ってようやく開催されたイベント。色んな運が重なって行けることになって嬉しかった。
大分は1ヶ月ぶり。ビッツホールで彼らを見るのは2回目。生きててあと何回このライブハウスで見ることになるのかなとも薄っすら考えたりしながら、閑静な西大分駅で友達を待っていた。
5バンドは正直長かったけれど、はじめましてのバンドが多くて新鮮な気持ちだった。エバヤンは狼煙以来で1曲目の「素晴らしき世界」で完全にあの夏に戻された。暑くて溶けそうな気温にお手上げで、初めて大分に訪れた大切な忘れたくないあの日に。
懐かしむのはこのくらいにして、SIXLOUNGEのことだけ話させて欲しい。
1曲目は「メリールー」。まさかここで持ってくるとは。ちゃんと全部歌ってたゆもさん久々に見たかもしれない。ツアーファイナルから1ヶ月はあっという間だと思ったりしながら、アットホームに包まれたフロアに身を委ねた。今日のメリールーは外は極寒のはずなのに温かみさえ感じる。
「天使のスーツケース」がすぐに始まる。観客の喜ぶ声が漏れる中始まった。3人が思い思いに音を鳴らす姿に圧巻される。強い音に拳も力強くあがる。それまで正直会場にあたたかさを感じなかったが(びっくりするくらいスカスカだった)、この辺から観客の熱気も上がってきた気がする。
照明が暗いままシンタロウさんのドラムソロが始まる。長い、なんだろう、なんの曲だろう、、と思っていると、ゆもさんが手を叩くようこちら側に煽ってきた。「New Age Blues」が始まる。バンドと観客、ライブハウスまるごとの一体感を感じる。どうしようもなくなったら、今年もこの曲に助けられたいと思う。
間髪入れずに「ナイトタイマー 」。爆音がライブハウスにいっぱいに広がる。「スピード」も畳み掛けるように始まった。3人の楽しさもこちらにひしひしと伝わってきて幸せな気持ちになる。このままどこまでも行けそうな気持ちになれた。
そしてシンタロウさんから始まるピアシング、りっくんから始まるピアシング、ゆもさんから始まるピアシングと続く。ツアーとは違ったかっこよさがあって、終わらないでと願ってしまった。りっくんは袖でビールを勧められてたけれど「弾けなくなるんで」ってはにかみながら断っていたのが可愛らしかった。
そしてここでヒロアカの宣伝も含めて「キタカゼ」。やってくれるかな、どうかなと思っていたので、聞けて嬉しかった。サブスクで聴くよりずっと爽やかでかっこいい。もっと聞きたい。アニメのエンディングということもあり、音の厚みがいつもよりあるように感じる。各々の楽器の主張を聞いてるみたいだ。この曲をきっかけに、SIXLOUNGEという名も、前に突き進んで欲しい。私は横並びなんて絶対に嫌で、突き放すようにずっと遠くに前に、目印のようにSIXLOUNGEは、あってほしいと思っている。
そしてバイバイという前振りと共に「僕を撃て」。今日は最後の1音まで、本当に楽しそうだった。今日を選んだことを、今日も正解にしてくれてありがとう。
アンコールは「SWEET LITTLE SISTER」。あのギターは誰の?(わからなかったすみません)。黒くてかっこいいギター片手にゆもさん入場。これまた楽しそうなアンコールが始まる。ちゃんとバイバイした。今年もよろしくね、という意味を込めながら3人がステージから捌ける最後の時まで熱を送った。
大好きな友達と新しい友達と。ここでしか会えない友達と、久しぶりなんて気は全くしなかったし、好きなバンドの30分間のためだけに北海道から大分まで駆けつけるなんて、自分なのに自分でもどこから原動力が湧き出てるか、正直まだわかっていない。
それでも楽しいと、心が躍ることだけはいつだって本当だった。今年も楽しいことを求めてどこへだって飛びたいと思う。
2023年、道民なのに大分でライブ始め。今年も面白いことが待っていそうだし創っていくつもりだ。
今年のSIXLOUNGEの活躍も、応援させてください!
次は3月大阪で!北海道はいつ来てくれる?