幻影列車を聞いて
9月11日にリリースされた「幻影列車」
SIXLOUNGEってほんとにハズレと思う曲がない。全部いい。全部違う感じなのに全部素敵。
早速今回のシングル、幻影列車について
聞いた感想つらつらと。書いていきます!
まず、幻影とは、まぼろし、幻覚によって生ずる影像、心の中に描き出す姿。らしい。
ということは、「幻影列車」は心の中にある、列車のように、何かがどこまでも続くような感情のようなものを表しているのか…?
確かに、シンタロウくんのドラムはずっとリズムを正確に刻んでいて、列車が進んで行くような感覚に、「グッバイ」から始まる歌詞は、自分と愛する人(君)が離れていく、切ない感じなのかな?と聞いてて考えられる。また、ラストにはシンタロウくんのドラムがまるで時計の秒針の音を表していてどこか遠く聞こえてきそうで、一定のリズムを刻むように変わっていくのが寂しさを匂わせる気がしている。
星とメロディは良い意味でSIXLOUNGEらしくない明るさがある(笑)歌詞が最高に甘い。少し気持ちが浮ついているようなそんなイメージ。りっくんとシンタロウくんのコーラス、ライブでみんなで歌ったら最高だなと思った。星は本当に歌うらしい。でも人間の耳では周波数的に考えても聞こえないし、宇宙に音は伝播できず、誰にも聞こえない。「星が歌う」ことを「ねえ知ってるかい?」と、実際に確かめることのできない情報とわかってて言葉にするその意味。
理由はない 使命はない
でもそれは悪いことじゃない
そんなこと確かめて
もう少し抱き合っていよう
この歌詞からならちょっとわかる気がする。
次の氷の世界は井上陽水さんのカバー。
星とメロディとは正反対のような曲になっている。
原曲はもう痺れるくらいカッコイイが過ぎるので、これ以上どうなるの?どんな化学反応が起きるのか?って思ってた。そして私が関心を抱いたのは、まだ20代前半の男3人が、何年も前に歌われていた曲をカバーしているところだ。今、井上陽水さん70歳らしいし、彼らと干支何周したら会えるんですか?レベル。音楽好きなんだなって思えるよね。最高。
そして優盛の声帯ってどうなってるの?ってくらい甘い優しいバラードから180度変わった色気も男らしさもあるロック、、ほんとこの3人の音楽、裏切られるよね、いい意味で。大好きが止まらないよ、、、。んで、りっくんのベースライン信じられないくらいカッコ良い、響く、好き。優盛は本当に母音の発音と音を残すような喉の使い方がうますぎる。「氷の世界」は言葉が多いのに一つ一つハッキリ聞こえるのも技術の高さに驚いてしまった。
今回で意外に1番好きなのは
氷の世界のカバーかもしれないなあ、、
ジャケ写はキセログラフィカ。
相手がいなくても単体で無性生殖により子孫を残すのが可能。繁殖をすることから花言葉は"不屈"。廃れた世界で、何かを失いながら生きていく。そんな世界観を描いた今作『幻影列車』、そしてバンド・シーンの中で武骨に泥臭くロックンロールを奏でるSIX LOUNGEには、まさにキセログラフィカの"不屈"という花言葉が重なる。
ーskream!(2019.08.08.21:00)
この記事読んで、なるほどと思った。SIXLOUNGEはこれからもSIXLOUNGEのままなんだという安心感も感じた。どんな困難にぶつかっても、彼らのロックンロールは続くということをどこか訴えるような感じがする。
2020年にはツアーが始まる。
どんどん進化していく3人の姿には
期待しかない。当たりますように!